昨今では猫も杓子も食物繊維、食物繊維という風潮です。
腸内環境が大事ということはわかりますが、
もとから食物繊維豊富な食べ物に注目が集まるだけでなく、
食物繊維を食べ物や飲み物にまで足してしまう、
なんてことも珍しくありません。
けれど忘れてはいけないのは
食物繊維には不溶性と水溶性食物繊維がある、ということです。
水に溶けずに腸内で膨らんでさまざまな働きをしてくれる不溶性食物繊維。
そして水に溶けてゆっくりと不要なものを吸い込み流れていく水溶性食物繊維。
これらは足りない場合はもとより、
どちらかに偏ってしまっても逆に便秘になってしまったり
さまざまな腸の不調を招く危険があったりもするのです。
だからこそ店頭で食物繊維入り商品のパッケージを見て
食物繊維がこれだけ入っているんだ、なんて安易に飛びつかずに
ちょっとだけ立ち止まって
あれ? これちゃんとバランスよく不溶性水溶性入ってるのかな?
としっかりと確認することが重要になってきます。
美容のための食物繊維なのに偏って取りすぎてかえって不健康になった、
なんてことじゃもったいないですからね。
きちんと調べて目で見て商品を選びましょう。